2022.08.27 00:08
モデルナ、ファイザーを提訴 mRNAの特許侵害と主張
米ファイザーとともに新型コロナウイルスワクチンを開発した独ビオンテックの工場=昨年3月、ドイツ・マールブルク(AP=共同)
【ワシントン共同】新型コロナウイルスワクチンを「メッセンジャーRNA(mRNA)」と呼ばれる手法で開発、実用化した米モデルナは26日、同様の方法を採った米ファイザーが特許を侵害したとして、米連邦裁判所とドイツの裁判所に損害賠償を求めて提訴したと発表した。米メディアが一斉に伝えた。
モデルナは新型コロナウイルスの感染が広がる以前の段階で既に技術を開発していたのに、ファイザーがドイツのバイオ企業ビオンテックと共に同じ技術を使って開発したと主張している。モデルナは「数十億ドルを投資して先鞭をつけた革新的なmRNA技術を守るために提訴した」と説明した。