2022.08.26 11:01
日韓、徴用工問題で協議 外務省局長、解決を模索
外務省に入る韓国の李相烈外務省アジア太平洋局長(中央)=26日午前
日韓両政府は26日、外務省局長協議を東京都内で開き、元徴用工訴訟問題を巡り意見調整を図った。差し押さえられた被告日本企業の資産売却手続きが確定し、現金化される前に事態打開を図れるかが焦点。現金化に至った場合、日本は対韓報復も辞さない構えだ。双方は局長協議で、解決の在り方を模索したとみられる。
元徴用工訴訟で日本企業に賠償を命じた韓国最高裁判決に対し、日本政府は、解決済みの問題を韓国司法が蒸し返したと反発してきた。事態打開の責任は韓国側にあるとの立場だ。出席者によると、協議で日本側は、解決に向けた取り組みについて韓国から説明を受けた。