2024年 05月09日(木)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2022.08.25 12:08

ファーウェイとパートナーがノルウェーの自然河川に生息するサケ向けの世界初のAI選別システムを設置

SHARE

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202208255514-O1-AIb80RP5

AsiaNet 97531 (1974)

【オスロ(ノルウェー)2022年8月25日PR Newswire=共同通信JBN】
*自動選別システムは、侵略的なタイヘイヨウサケを識別して除外し、ノルウェーの野生のタイセイヨウサケを駆逐して絶滅させるのを防止する。

ファーウェイ(Huawei、華為技術)と地元のパートナーである Berlevag Jeger-og Fiskerforening(BJFF)は、ノルウェーのストレルバ川にAI を利用した選別システムを導入することに成功した。これにより、タイセイヨウサケは上流に遡上(そじょう)することができ、侵入生物種であるタイヘイヨウサケは貯蔵タンクに取り込まれる。

カラフトマスとしても知られるタイヘイヨウサケは、1950年代にロシアの白海に導入された。タイヘイヨウサケはすぐにノルウェーの海岸に進出し、地元の生態系に大混乱をもたらし始めた。新しい病気を持ち込むとともに、侵略者の急速な繁殖サイクルと食物をめぐる激しい争いによって、ノルウェー沿岸の何百もの川でタイセイヨウサケが駆逐される恐れがある。

ファーウェイのTECH4ALLイニシアチブの下、ファーウェイとBJFFは2022年6月、タイヘイヨウサケがノルウェーの河川系の上流水路に侵入するのを防ぐため、選別システムを展開した。機械的なゲートにより、固有のタイセイヨウサケと北極アカザケが上流に遡上し、産卵移動プロセスを完了することができる。侵入生物種は、その後の駆除のために貯蔵タンクに誘導される。

https://mma.prnewswire.com/media/1883649/1.mp4

BJFFのプレジデントであるGeir Kristiansen氏は「これはノルウェーでも世界でも唯一のイノベーションである。このハイテクソリューションによって、われわれは河川を完全に制御できる。地元の河川管理者、沿岸の地方および中央行政もこのプロジェクトに大きな関心を示している」と語った。

ソリューションへの要求は急務であり、コミュニティー、政府部門、規制当局、河川の所有者、水産養殖業界によって共有された。なぜなら、野生のタイセイヨウサケは、ノルウェーのアイデンティティー、文化、経済の不可欠な部分であるからである。しかしながら、近年、ノルウェーの河川でスポーツ釣りをする人によって捕獲されるタイヘイヨウサケの数が急増している。2019年には1万3900匹が捕獲され、2021年には記録破りの11万1700匹に急増した。これは、ノルウェーで捕獲されたサケ全体の57%を占める。大半がトロムス・オ・フィンマルク県で捕獲されたものの、タイヘイヨウサケの漁獲量は全ての県で記録されている。

その一方、在来の野生のサケの数は、ピーク時のレベルから4分の1 減少している。侵入生物種がその主な原因であり、逃げ出し、遺伝的多様性の低い養殖サケが交配後にタイセイヨウサケのゲノムを弱体化させ、問題を悪化させている。

BJFFのアドミニストレーターであるTor Schulstad氏は「ノルウェーの野生のサケは、カラフトマスや逃げ出した養殖サケなど、他の種によって脅かされている。AIを使用した監視システムは、これを阻止し、将来を見据えた河川管理を実現するのに役立っている」と語った。

収集されたデータは、移動行動の正確なパターンを明らかにし、さまざまな種類の魚の個体数を監視し、さらなる研究のための情報を提供し、乱獲を防ぐための対策の開発にも役立つことができる。

Huawei NorwayのVegard Kjennerテクニカルディレクターは「流れの激しい河川に分流システムを設置することは、非常に困難な作業である。私は、パートナーであるBJFFと地域社会の努力に感銘を受けた。ここでは、人々が優れた管理が環境災害から河川を救うために果たす役割を実証することを目指している」と語った。

世界初となるこのソリューションは、ゼロから設計する必要があった。2021年初め、さまざまな魚種を識別するアルゴリズムがファーウェイのマシンビジョンテクノロジーに基づいて設計された。そして2021年7月、ファーウェイとBJFFはストレルバ川に水中カメラを搭載した監視ステーションを配備した。継続的なビデオストリームを提供するハードウエアとアルゴリズムを組み合わせることで、タイセイヨウサケを91%の精度で識別し、手作業の必要性を90%削減している。従来の方法は労働集約的で、ボランティアが川に立ち、主に尻尾の斑点によって肉眼でタイヘイヨウサケを識別することに頼っている。この手作業は多くの魚を見逃し、性別を特定することは不可能であり、脅威を定量化することを困難にしている。

次のステップは、このソリューションをノルウェーのサケ養殖場に導入して、逃げ出した養殖魚による環境への害を減らすことである。

▽TECH4ALLについて
TECH4ALLは、ファーウェイがデジタルインクルージョンを促進するために立ち上げた長期的なイニシアチブとアクションプランである。その主な目標は、誰もがデジタル世界に置き去りにされないようにすることである。ファーウェイは顧客やパートナーと協力し、教育、環境、健康、開発の4つの領域でデジタルインクルージョンと持続可能な開発を推進している。

詳細は以下を参照。
https://www.huawei.com/en/tech4all/environment

以下でフォローを。
https://twitter.com/HUAWEI_TECH4ALL

ソース:Huawei

画像添付リンク:
Link: http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=427920
画像説明:12メートルの選別システムの設置・試験、画像著作権:Huawei

ファーウェイ(Huawei)

国内・国際 Nプレスリリース 共同通信PRワイヤー

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月