2022.08.25 07:49
NPT会議、溝埋まらず 最終文書案改定へ
【ニューヨーク共同】ニューヨークの国連本部で開催中の核拡散防止条約(NPT)再検討会議は24日、非公開で最終文書案を協議したが、ウクライナ情勢や核軍縮を巡る各国の立場の相違は埋まらなかった。外交筋によると、スラウビネン議長は最終文書案を改定する方針。近く各国に改定案を配布する。
最終文書案はロシアが占拠するウクライナ南部のザポロジエ原発について、ロシアに対し管理主体をウクライナに戻すよう要求。ロシアはこれに強く反発している。核兵器禁止条約を巡る表現など対立点は多く、26日の閉幕までに採択できるかどうかは予断を許さない。