2022.08.25 07:47
台湾中間線「消去狙う」 米、中国軍機常態化を非難
【ワシントン共同】カール米国防次官(政策担当)は24日の記者会見で、中国軍がペロシ米下院議長の台湾訪問後、軍用機による台湾海峡の中間線越えを常態化させ、中間線を「事実上消そうとしている」と非難した。
台湾海峡の中間線は、1949年に国民党が共産党との内戦に敗れ、大陸から台湾に逃れた後、台湾側とそれを支援する米国が主張したとされる。衝突を避けるため中国側も尊重してきた経緯があり、事実上の「境界線」となってきた。
カール氏は中国軍機の活動はペロシ氏の訪台直後よりも頻度が下がっているとしたが、歴史的に見れば以前より上がっていると指摘した。