2022.08.23 17:06
賃上げ実施企業82・5% 物価高や人手不足に対応
企業の賃上げ実施率の推移
2022年度に賃金を引き上げた企業は82・5%と、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ21年度の70・4%から12・1ポイント上昇したことが23日、東京商工リサーチの調査で分かった。集計を始めた16年度以降で、17年度の82・7%に次ぐ2番目の高さだった。物価高やコロナの行動制限緩和に伴う人手不足に対応するため、賃上げに踏み切る企業が多いとみられる。
調査は1~9日に実施し、6204社から回答を得た。規模別の賃上げ実施率は大企業が88・1%、中小企業が81・5%だった。
賃上げの内容は基本給を底上げする「ベースアップ(ベア)」が42・0%。