2022.08.23 16:11
揺らぐエネルギー安全保障 政策岐路、原発機運も
ロシアのウクライナ侵攻から24日で半年。この間、液化天然ガス(LNG)や原油などの資源を海外に依存する日本はエネルギー安全保障の脆弱さが浮き彫りになった。資源価格の高騰で、国内の電気・ガス料金の大幅値上がりが家計を直撃。火力発電所の燃料となる資源の調達環境も不透明さを増し、今冬は電力需給逼迫が深刻化する恐れがある。産業界には原発活用を求める声も強く、日本のエネルギー政策は岐路に立たされている。
資源高の影響で9月の東京電力の電気料金は標準的な家庭で、1年前に比べ2千円以上高くなった。