2022.08.22 19:01
記録的猛暑「異常、極端な状態」 気象庁が分析検討会
強い日差しの中、日傘を差して歩く人たち=6月30日、JR東京駅前
気象庁は22日、専門家でつくる「異常気象分析検討会」を開き、6月下旬から7月初めにかけての記録的な猛暑の要因について分析した。会長の中村尚東大教授は会合後に記者会見し「異常な状態、極端な状態と言って差し支えないと思っている」とする見解を示した。
検討会の分析によると、日本列島付近の上空を西から東へ流れるジェット気流が北へ蛇行し、そこへ地表の太平洋高気圧の張り出しが強まったことに加え、上層においても高気圧が日本列島付近を覆ったことが記録的な猛暑の要因になった。