2022.08.22 18:15
水素エンジン車、欧州の公道走行 トヨタ社長が運転
トヨタ自動車が開発中の水素を燃やして走るエンジン車が、19~21日にベルギーで開かれた自動車レースの世界ラリー選手権(WRC)第9戦の会場に登場し、公道をデモ走行した。豊田章男社長が自らハンドルを握り、脱炭素に向け「選択肢の一つとして水素の可能性を欧州でも見ていただけたと思う」とコメントした。
水素エンジン車が海外の公道を走行するのは初めて。豊田社長が運転する車両は20日の競技開始前に、15キロのコースのテストカーを担った。
今回の水素エンジン車は小型車「GRヤリス」がベース。ドライバーの手助け役として元WRC王者のユハ・カンクネン氏が同乗した。