2022.08.14 08:37
尺アユ競争で宿泊増やせ 四万十町のライダーズインが豪華賞品用意 コロナ下の集客へ知恵
尺アユの魚拓やダービー開催をPRする川下徳之さん(四万十町のライダーズイン四万十)
既に26センチ超のアユも上がっている
旧幡多郡十和村が1998年に開設。2020年から管理人を務める川下徳之さん(61)は、失恋した人や電気自動車利用者らの宿泊料を半額にするユニークな企画や、交流サイト(SNS)上でのアユ釣り情報発信で、施設の利用をPRしてきた。
年200人程度だった利用者は20年度約350人、21年度約730人と順調に伸び、千人台を目指して考えたのが県内外のアユ釣り客にアピールする「―ダービー」。1人1泊ごとに参加料200円を出してもらい、川下さんが代表を務める活性化団体「四万十川図鑑」の協賛金を賞金に充てる。
今回は1位のみに賞金や副賞が授与され、来年の遊漁券と1年間無料の宿泊パス、十和地域の商店の商品券など約10万円相当が総取りに。例年、尺アユが釣れるのは9月以降だが、川下さんは「今年は成長が早く、8月中に出る可能性が高い。県外からも釣り客を呼びたい」と話す。
期間は10月15日までで、同町の家地川ダム(佐賀取水堰=ぜき=)から四万十市西土佐までの四万十川東部・西部漁協管内。尺アユは川下さんの現認が必要。問い合わせはライダーズイン四万十(0880・28・5858)へ。(小林司)