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2022.08.12 08:40

喜び舞うよさこい、来年も 特別演舞閉幕〈高知 よさこい 2022〉

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喜びの汗と涙にまみれた踊り子たち。「よさこい鳴子踊り特別演舞」が終わった(高知市の追手筋会場=森本敦士撮影)

喜びの汗と涙にまみれた踊り子たち。「よさこい鳴子踊り特別演舞」が終わった(高知市の追手筋会場=森本敦士撮影)


 やり切ったあ!!!

 新型コロナ禍の中で開かれた「よさこい鳴子踊り特別演舞」が11日、2日間の幕を閉じた。最後の一音まで情熱をほとばしらせた踊り子たち。充実感に、耐えてきた日の思いに、それぞれが感情を爆発させた。

 よさこい祭りは、新型コロナの影響で2020年から2年連続の中止。今年は第69回の祭りではなく、特別演舞として開催された。規模も運営方法も手探り。感染拡大が止まらぬ中、当初申し込んだ100チームのうち出場がかなったのは96チーム。約6600人の踊り子が高知の街を舞台に踊った。

 最終日の追手筋会場。蒸し暑い夜、まばゆいライトに照らされて演舞を終えた踊り子たちは、仲間と肩をたたき合い、たたえ合った。中止の空白の間、悔しさやむなしさを抱えながらも、よさこい愛は消えなかった。

 踊り子たちは何度も光の舞台を振り返り、鳴子を振って名残を惜しんだ。「楽しかったあ」「みんな、ありがとう」。そして「また来年」と口々に誓い、日常に帰っていった。

 来年の夏、よさこいは70年目を迎える。誰もが憂いなく、高知に集えますように―。(森田千尋)

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