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2022.08.09 16:36

真夏の復旧作業、家取り壊しも 大雨被害の福井・南越前

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 ボランティアと泥をかき出す男性(左)=8日、福井県南越前町

 前線の影響による大雨で5日に川が氾濫、住宅約300棟が浸水被害に遭った福井県南越前町では、9日も厳しい暑さの中で住民らが片付けや復旧作業に追われた。祖父が建てた家を取り壊す決断をした家族も。想像以上の増水に見舞われた当時の状況を住民らは「避難のタイミングが遅ければ命も危うかった」と振り返った。


 福井県中央の山間部に位置する南越前町。5日未明から大雨が本格化し、午前9時には1時間に約80ミリを観測。鹿蒜川が氾濫した。


 自営業の櫛村悦生さん(47)は、築48年の家が床上浸水し、やむなく取り壊すことに決めた。「大工だった祖父が建てた家を守れなかった」と話した。

(c)KYODONEWS

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