2022.08.09 06:19
ボーイング、787型機納入再開 数日以内、安全基準満たす
米ユナイテッド航空のボーイング787=2021年9月、米バージニア州(共同)
【ニューヨーク共同】米連邦航空局(FAA)は8日、米航空機大手ボーイングの中型機787の納入が数日以内に再開されるとの見通しを明らかにした。2020年以降に頻発したトラブルを受けてボーイングが必要な改修などを実施し、安全性認証基準を満たしたと指摘した。
ボーイングは787を納入できず、改修などの費用もかさんでいたのが業績を圧迫していただけに、納入再開は好材料となりそうだ。787は日本メーカーの部品や材料を多く採用しており、三菱重工業グループは複合材主翼と呼ばれる主要構造部を担っている。
ボーイングは787の生産を徐々に増強し、月5機に戻す方針だ。