2022.08.09 08:30
高知県内感染 日曜７日１１４２人 月曜８日４３９人、曜日ごとで最多 新型コロナ
亡くなった男性は別の病気で入院中に陽性が判明した。基礎疾患があったという。
両日の新規感染者のうち、７日発表の７０代男性１人が重症、７０代男性と８０代女性が中等症。８日発表は死亡した男性以外は軽症だった。
新たなクラスター（感染者集団）は計５件。うち１件は高知医療センターで、２～８日の間に同じ病棟の入院患者６人と職員２人の感染が判明。同センターは、この病棟の相部屋の受け入れを１２日まで中止する。入院病棟の縮小と不急の手術の延期を除き、「外来診療などは通常通り行う」としている。
このほか、中央東福祉保健所管内の病院で入院患者９人と職員４人▽高知市の高齢者施設で入所者６人▽同市の別の高齢者施設で入所者２人と職員５人▽幡多管内の高齢者施設で利用者４人と職員２人―の感染が判明。既にクラスターとなっている病院や高齢者施設など計２４カ所で１～１２人の感染が分かった。
県は、感染者情報を集約・報告する作業が保健所業務を圧迫しているとして、毎日広報してきた発生状況の一部について、９日から公表をとりやめる。
感染経路不明者数などの接触歴や、発表済みクラスターの追加感染者数は、公表時点で調査中の場合が多く、実態に合っていないという。県健康政策部の川内敦文医監は「９日以降は千人を超える感染が続きそうだ。患者やクラスター対応にしっかり人員を割く」としている。
また高知市議会事務局は８日、竹村邦夫市議（７１）の感染を発表した。（八田大輔、川田樹希）
