2022.08.01 19:08
JR西、地方人員360人を削減 支社機能集約、旅客減に対応
JR西日本は1日、近畿や中国地方の支社機能集約を柱とする地方組織再編を正式発表した。岡山市や広島市、鳥取県米子市にある各支社の間接部門機能は、広島市に設ける「中国統括本部」として統合。23年度をめどに、地方組織で総務や経理を担う人員約360人を削減する。組織をスリム化して旅客減など環境の変化に対応する。
人員削減は定年退職や採用抑制に伴う自然減で対応し、希望退職や早期退職は募集しない。現在の人員規模は1510人前後だが、1150人まで減らす。年20億円程度の費用削減を見込む。
京都府福知山市や和歌山市の支社間接部門は、大阪市の「近畿統括本部」に集約する。