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2022.07.30 17:32

平城宮跡出土の木球、「打毬」か 奈文研が分析、貴族に流行

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 奈良市の平城宮跡で出土した、日本古来の遊戯「打毬」に使われた可能性がある木球(奈良文化財研究所提供)

 奈良市の平城宮跡で約35年前に出土した木球が、西洋の馬術競技ポロに似た日本古来の遊戯「打毬」に使われた可能性があることが30日、分かった。奈良文化財研究所が成果を紀要に掲載した。分析した小田裕樹主任研究員は「当時の貴族に流行した遊びを復元する貴重な資料になる」と話した。


 木球は直径4・8~5・3センチで、直径約3センチの平らな面もあった。天皇に仕える貴族らが多くいたとされる「内裏東方東大溝地区」の溝から約35年前の調査で見つかっていた。出土品の見直しをしているうちに、球に近づけるため側面などが丁寧に整えられており、打毬用の木球とみられることが分かった。

(c)KYODONEWS

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