2022.07.29 22:13
米6月物価、6・8%上昇 40年5カ月ぶりの大きさ
27日、米ニューヨークのスーパーで買い物をする男性(AP=共同)
【ワシントン共同】米商務省が29日発表した6月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月より6・8%上がり、上昇率は1982年1月(6・9%)以来、40年5カ月ぶりの大きさとなった。ロシアのウクライナ侵攻を背景にした原油価格高騰や食品価格の上昇が物価を押し上げた。
米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)が目指す2%を大きく上回る状況が続き、FRBは物価抑制に向けて9月も大幅利上げを続ける可能性を示唆している。
6月の個人所得・消費統計によると、食品とエネルギーを除いたPCEコア物価指数は4・8%上がり、上昇率は5月の4・7%から拡大した。