2022.07.29 18:47
今年のサンマ、少なく小ぶり 燃料費高騰で価格は高止まりも
北海道・花咲港で水揚げされたサンマ=昨年8月
水産庁は29日、サンマが今年の本漁期(8~12月)に北海道から千葉県沖にかけての漁場に来る来遊量について予想を発表した。漁獲量が最低だった2021年を上回るものの、平年よりは低い水準で、小ぶりなものが多い見込み。漁場は比較的遠い公海などが中心となり、燃料費高騰で小売価格は高止まりが続く可能性がある。
調査を手がけた水産研究・教育機構によると、北太平洋の調査海域で前年の約2倍以上の個体がいると推定できた。ただ、スーパーに並ぶような成熟したサンマの割合は22・9%にとどまり、昨年(30・5%)より低かった。体重も昨年より1割前後少ないものが主体という。