2022.07.29 18:41
消防パワハラ免職取り消し、福岡 地裁「処分重過ぎる」
福岡地裁
福岡県糸島市消防本部で2017年、同僚へのパワハラを理由に懲戒免職とされた処分を不服として、元消防司令補の男性(49)が処分取り消しを求めた訴訟の判決で、福岡地裁は29日、処分を取り消した。同様に、分限免職や停職となり提訴していた2人についても、処分を取り消した。
小野寺優子裁判長は判決理由で、パワハラを認定した上で「処分は重過ぎ、妥当性を欠く」と指摘。慰謝料として、市に100万円の損害賠償も命じた。
判決は、分限免職だった元消防司令の男性、停職6カ月だった男性職員に関しても「処分は裁量権の範囲を超える」と判断した。