2022.07.29 13:44
関電、宮城での風力発電計画中止 知事反対で、北海道でも
関西電力は29日、宮城県川崎町で検討を進めていた陸上風力発電事業を中止すると発表した。山形・宮城両県にまたがる蔵王連峰に立地するため、自然保護や景観などの観点から両県の知事が反対を表明していた。北海道の4地域で計画していた事業のうち、伊達市などの1地域の事業も断念した。
関電は「計画の見直しを検討した結果、環境への配慮と事業性の両立が難しいと判断した」とコメントした。
関電は5月、風力発電事業の検討に向け、北海道と宮城県、発電所が隣接する山形県に環境影響評価(アセスメント)に基づいた「計画段階環境配慮書」を提出していた。