2022.07.26 20:19
タリバン、制裁解除訴え ムッタキ外相、高官会合で
26日、ウズベキスタンの首都タシケントで行われた国際会議で演説するアフガニスタンのムッタキ外相(共同)
【タシケント共同】アフガニスタン情勢を巡る米国や中国など約20カ国の高官級会合が26日、アフガンの隣国ウズベキスタンで開かれた。イスラム主義組織タリバン暫定政権のムッタキ外相が招かれ「制裁がアフガン経済や暫定政権の市民サービスに悪影響を与えている」として、米国に制裁の解除を訴えた。
首都タシケントでの会合ではアフガンの経済再生や治安状況が議題となった。出席した米国のウェスト・アフガン担当特別代表は、暫定政権による女子中等教育(日本の中学・高校に相当)の全面再開停止は「弁護の余地がない」と批判。女子教育の機会の確保と女性の人権尊重を要求した。