2022.07.26 15:15
政府、景気持ち直しと判断 コロナ拡大後初、消費改善
7月の月例経済報告
政府は26日、7月の月例経済報告を発表し、国内景気の基調判断を「緩やかに持ち直している」に上方修正した。この表現は新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年3月以降で初となる。感染対策と経済活動の両立を背景に、個人消費や雇用情勢が改善したことを反映させた。
ただ足元ではコロナ感染が急速に再拡大し、外出の自粛など影響が広がれば消費の勢いが続くかどうかは見通せない。内閣府は25日に22年度の実質国内総生産(GDP)成長率の見通しを前年度比2・0%に下方修正した。物価高も当面続きそうで、景気の先行きには不安要素も多い。