2022.07.24 18:48
海上獅子舞12年ぶり披露、女川 震災乗り越え、歓声と拍手
東日本大震災の津波で被災した宮城県女川町の女川港で24日、「海上獅子舞」が12年ぶりに披露された。笛や太鼓のおはやしが響く中、町内の各地区から集まった船の上で獅子が勇壮に舞うと、岸壁近くまで詰めかけた住民らから大きな歓声と拍手が上がった。
青空の下、船に飾られた色鮮やかな大漁旗が潮風に揺れた。船上の演舞を終えた後、各地区の獅子らが一斉に岸壁に上がると、客席を飛び出し一緒に踊り出す住民の姿も。
おはやしと撮影を担当した竹浦地区の阿部貞さん(71)は「ついに多くの人を前に披露でき、町の復興も最終段階を迎えられたと感じた。大成功だな」と笑顔を見せた。