2022.07.23 14:46
米でサル痘小児患者を初確認 欧州でも、重症化はせず
サル痘ウイルス(米疾病対策センター提供・共同)
【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は22日、子ども2人が動物由来のウイルス感染症「サル痘」に感染したと発表した。米国で小児患者の確認が明らかになったのは初めて。オランダの研究チームも国内で10歳未満の男児の患者を確認したと欧州の感染症専門誌に報告した。子どもは重症化の危険性が高いとされるが、今回の3人はいずれも体調悪化はしていないという。
欧米を中心に男性同士で性交渉する人らの間で拡大しており、米国の子ども2人もこうした人とつながりがあった。オランダの男児は感染経路が推定できなかった。過去には飛沫や寝具、タオルを介した感染も報告されている。