2022.07.23 08:35
土俵 県民体育館に現る 相撲熱戦向け準備着々【四国インターハイ】
インターハイ相撲競技に向けて県民体育館につくられた土俵(22日、写真はいずれも高知市桟橋通2丁目)
四国4県を中心に、23日に開幕する全国高校総合体育大会(インターハイ)。県内では26日から始まる相撲を皮切りに熱戦が繰り広げられる。相撲会場となる高知市桟橋通2丁目の県民体育館には、早くも土俵が完成するなど、着々と準備が進んでいる。
土台は木の枠と強化発泡スチロール。この上に木の板やブルーシートを敷き土を入れた(19日)
それでも使用する土は約10トン。東京・両国国技館と同じ、埼玉県で採れる「荒木田土」を搬入した。職人たちは木製の器具で「ペチン、ペチン」と土をたたいて固めていき、丈夫な土俵に仕上げていった。作業は4日間行われ、表面に俵を埋め込んで完成した。
相撲は26日に団体、個人の予選が始まり、いずれも28日に決勝。団体には県勢の明徳義塾高と高知工業高の2校が出場する。有観客開催で、近隣に駐車場が少ないため、主催者は公共交通機関の利用を呼び掛けている。高知市の「わんぱーくこうち」南側の潮江緑地に臨時駐車場を構えるが、シャトルバスの運行はない。(仙頭達也)