2022.07.22 21:56
中国進出の日本企業が最少 ゼロコロナでリスク高まる
新型コロナウイルスの検査を受けるため、路上に並ぶ人々=21日、中国・上海市(ロイター=共同)
【上海共同】帝国データバンクは22日、香港とマカオを除いた中国本土に進出する日本企業が今年6月時点で1万2706社となり、過去10年で最少になったとの調査結果を公表した。新型コロナウイルス感染の徹底封じ込めを目指す「ゼロコロナ」政策などで事業展開のリスクが高まり、脱中国の動きが進んでいると指摘した。
感染の拡大初期だった前回調査の2020年2月から約7%に当たる940社が減少した。一方、前回調査以降、新たに進出した企業も1352社に上った。中国全土を対象とした過去の調査では、12年の1万4394社が最多だった。