2022.07.22 18:23
食料価格3・2%上昇 消費者物価、電機・ガスは2桁
6月に価格上昇率が大きかった主な品目
総務省が22日発表した6月の全国消費者物価指数によると、食料価格は天候に大きく左右される生鮮食品を除き、前年同月に比べ3・2%上昇した。ロシアのウクライナ侵攻と円安を受けて穀物の輸入価格が高騰し、最終製品への価格転嫁が進んだことから、伸び率は5月の2・7%を上回った。電気代やガス代など生活に欠かせない他の品目の上昇率も高い。所得が低い家庭ほど負担感が大きいとみられる。
食料に含まれる具体的な品目では、中華麺が10・5%、食パンが9・0%それぞれ上昇した。原油や液化天然ガスなどのエネルギー価格上昇の影響で、電気代は18・0%、ガス代は17・1%も上がった。