2022.07.22 17:05
米、ロシアの核威嚇を批判 保有国共同声明に疑義生じる
【ワシントン共同】シャインマン米大統領特別代表(核不拡散担当)は21日、ウクライナに侵攻したロシアが核兵器による威嚇を強めていると批判し、米ロを含む核保有五大国が1月に発表した核戦争回避を最重要責務とうたう共同声明の履行に「深刻な疑義」が生じていると懸念を示した。
国務省の公式ブログで、8月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に関して意見を表明した。全ての保有国に核兵器の保有数などに関する透明性を求めていくと強調し、不透明な軍拡を続けている中国もけん制した。
特別代表は「核戦争に勝者はいない」との共同声明に逆行する動きをロシアが進めていると非難した。