2022.07.20 17:12
震災伝承施設、6件を追加登録 開業予定分も先行決定
国土交通省東北地方整備局などでつくる協議会は20日、東日本大震災の被害や教訓を伝える「震災伝承施設」に、宮城県石巻市の「がんばろう!石巻看板」など6件を追加登録した。さらに10月開業予定の同県南三陸町の伝承施設「南三陸311メモリアル」は、開業と同時に追加登録すると先行し決めた。
看板は、震災直後に住民を励まそうと設置され、その後、建て替えなどし、現在は石巻南浜津波復興祈念公園にある。
今回の6件を足した登録総数は、青森、岩手、宮城、福島の4県で計308件。協議会は、登録施設を震災の記憶をたどる「伝承ロード」として結び、教訓を伝える取り組みを進めている。