2022.07.19 20:33
自動車部品マレリ、再建計画可決 KKR主導、債権放棄
マレリの本社=2月、さいたま市
経営再建中の自動車部品大手マレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ、さいたま市)は19日、東京地裁で開かれた債権者集会で再建計画案が可決し、地裁が認可したと発表した。親会社で米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が引き続き経営を主導する。8月上旬にも債権放棄などの手続きを進める。
再建計画は、取引金融機関に対し債権放棄を中心に金融支援を要請し、KKRが第三者割当増資を引き受けるのが柱。マレリはこれまでも事業の見直しを進めており、国内の拠点閉鎖や人員削減は予定していないという。