2022.07.19 20:23
竹中氏、パソナ会長を退任 小泉改革主導、8月総会で
パソナグループの竹中平蔵会長
パソナグループは19日、元参院議員で経済財政担当相などを歴任した竹中平蔵会長(71)が、8月19日の定時株主総会で退任すると発表した。後任の会長は置かない方針。竹中氏は小泉純一郎政権で郵政民営化や金融機関の不良債権処理を進める構造改革路線を主導したことで知られる。
慶大名誉教授でもある竹中氏は2007年にパソナの特別顧問となり、09年8月にパソナグループ会長となった。同社によると、グループの方針を決める際、自身の知識や経験を基に助言をしていた。
就任から10年以上経過したことを理由に、竹中氏本人が「若いリーダーたちに後を託したい」と退任を申し出たという。