2022.07.19 19:24
景気の谷、20年5月で確定 内閣府、後退期間19カ月
景気動向指数の推移
内閣府は19日、有識者でつくる景気動向指数研究会を開き、直近の景気の「山」を18年10月、景気の「谷」を20年5月とする判定を確定させた。12年12月に始まった景気拡大は18年10月まで71カ月間、翌18年11月に始まった景気後退は20年5月まで19カ月間続いたことになる。
谷と判定された20年5月は新型コロナの感染拡大に伴う初の緊急事態宣言が全国に発令されていた時期で、翌6月からは景気が拡大局面に入ったことを意味する。
吉川洋研究会座長(東大名誉教授)は「コロナの影響でステイホーム期間があり、消費のアップダウンが非常に大きい特徴的な期だった」と述べた。