2022.07.19 17:24
鉄道橋53カ所で豪雨被災リスク JR、補修や監視強化へ
国土交通省=東京・霞が関
河川に架かるJRの鉄道橋約5千カ所のうち、472カ所を各社が緊急調査した結果、53カ所で橋脚流失など豪雨時の被災につながる恐れのある変状が確認された。国土交通省が19日、発表した。うち28カ所は補修が必要と判断、残る25カ所は監視を強化する。緊急工事が必要な橋はなかった。調査対象以外の橋も今後、定期点検で確認を進める。
国交省は昨年9月、鉄道橋の総点検を決定。橋の構造や立地条件などから、激流で川底がえぐられる「洗掘」が進んでいる恐れがある橋472カ所をリスト化し、各社に緊急調査を依頼、5段階で健全度を判定した。