2022.07.18 08:48
ウクライナ、検事総長らを更迭 職員の対ロシア協力は「反逆」
ウクライナのゼレンスキー大統領(ロイター=共同)
【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、ベネディクトワ検事総長と、情報機関・保安局(SBU)のバカノフ長官を更迭したと明らかにした。東部ハリコフ州や南部ヘルソン州のロシア軍に制圧された地域で検察とSBUの職員らが職務を続けていることをロシアへの協力とみなし、国家反逆罪としてトップに引責させた。
ロシアは制圧した地域に親ロ的な「軍民行政府」を一方的に設置し、将来のロシア編入を視野に入れた「ロシア化」政策を進めている。検察と情報機関トップの解任は、こうした動きを食い止め政権内部を引き締める狙いがあるとみられる。