2024年 04月29日(月)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2022.07.18 08:37

母親も子どもも幸せに 児童家庭支援センター相談支援員 小笠原安衣さん(29)高知市―ただ今修業中

SHARE

「初心を忘れず、柔軟に対応できる相談員になりたい」と話す小笠原安衣さん(高知市新本町1丁目)

「初心を忘れず、柔軟に対応できる相談員になりたい」と話す小笠原安衣さん(高知市新本町1丁目)


 幸せの連鎖、を信じている。

 お母さんが幸せなら、子どももきっと幸せになれる―と。

 吾川郡いの町出身。幼い頃から子どもが大好き。母の勧めもあって保育士の道を選び、高知市内の保育園に勤務した。責任の重さや忙しさで大変だったが、とにかく園児がかわいかった。頑張れた。

 でも、保育士の自分ではどうにもできない領域も見えた。

 昨日と同じオムツをはいて通園してくる園児、毎日風呂に入れていない園児…。保育園で使うふとんを家で洗濯できていないこともあった。

 卵アレルギーがある子どもが家庭の朝食で卵を食べ、かゆくて皮膚をかきむしり、通園後に目から涙、腕から血を流すこともあった。

 園児を連れてくるお母さんは、子どもを預けて急いで職場に向かう。夕方の迎えの時も、家事に追われるお母さんたちはいつも忙しそうだった。

 親を責める気持ちよりも、心配の気持ちが募った。自身も幼少期の頃、仕事と両親の介護と育児に疲れ果てる母の姿を覚えていたからだ。

 …

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 高知市 ただ今修業中 子育て ひと・人物

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月