2022.07.16 08:36
夏空の下、早場米収穫 高知・南国市 「収量多く、品質も例年通りいい」
早くも実りの季節。黄金色の稲穂が次々と刈り取られた「南国そだち」の収穫作業(南国市篠原)
市内の5・5ヘクタールで栽培する同市篠原の武市忠雄さん(70)は3月12日に田植えを開始。「梅雨が短く日照時間が長かったため生育が良かった」といい、昨年より4日早い稲刈りとなった。
ふさふさに実った稲が刈り取られていくと、土と稲わらの香りが田んぼに広がる。コンバインの後を追うようにサギやツバメが次々と飛来し、地面に顔を出した虫をついばんでいた。
コンバインを操った長男の竜人さん(43)は「収量は例年より多そうで、品質も例年通りいい」と笑顔。収穫後、もち米の田植えをすぐ始めるそうで「これから忙しくなります」と、早速田起こしの作業に入っていた。(海路佳孝)