2022.07.15 19:16
生保の不正防止策、公表へ 営業職員の金銭詐取相次ぎ
生命保険協会の会長に就任した稲垣精二氏=15日午後、東京都千代田区
生命保険協会の会長に就任した第一生命保険の稲垣精二社長(59)は15日、初の定例記者会見を開き、営業職員による金銭詐取などが相次いで発覚したことを受け、各社が再発防止に取り組む際の留意点を年内にも公表する方針を明らかにした。
不正防止には、経営トップが役職員に対し、正しい行動を徹底させるなどのソフト面のほか、現金を扱わないキャッシュレス推進といったハード面があると指摘。「双方を組み合わせたものを公表したい」と述べた。
就任に先立ち応じた共同通信のインタビューでは、デジタル化による顧客の利便性向上に意欲を示した。