2022.07.15 17:34
地方税収、過去最高43兆円 21年度、企業の業績回復
総務省が15日発表した自治体決算の見込み額によると、2021年度の地方税収は、43兆2966億円だった。コロナ禍で落ち込んだ20年度より1兆6382億円増加。19年度の42兆3572億円を上回って過去最高となった。企業業績や消費の回復が要因。
景気の影響を受けやすい地方法人2税(住民税、事業税)は20年度比8253億円増の8兆2266億円。製造業などの業績が好調だった。都市と地方の税収格差が縮まるように配分する特別法人事業譲与税は1兆8535億円だった。
地方消費税は7465億円増の6兆1703億円。消費回復のほか、輸入価格の上昇などが影響した。