2022.07.15 12:13
性暴力相談、約5万9千件 21年度、前年比14%増
内閣府は15日、性暴力や性犯罪に関する相談が2021年度、全国のワンストップ支援センターに5万8771件寄せられ、前年度比14・9%増加したと発表した。集計を始めた19年度から増加傾向が続いており、センターの周知が進んだことなどが背景にあるとみられる。野田聖子男女共同参画担当相は記者会見で「被害者がためらわずに相談できるよう、政府を挙げて取り組みを進める」と述べた。
同センターは、性暴力や性犯罪に遭った直後から、産婦人科での診察やカウンセリング、警察や弁護士への連絡など総合的な支援を1カ所で提供する。全47都道府県に設置されている。