2022.07.15 11:33
中国の成長率、0・4%増 4~6月、上海封鎖で減速
5月、ロックダウンの影響で閑散とする中国上海市(共同)
【北京共同】中国国家統計局が15日発表した2022年4~6月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除く実質で前年同期比0・4%増となった。新型コロナウイルス対策で4~5月に最大の経済都市、上海市でロックダウン(都市封鎖)が続き、生産、消費ともに大きく停滞した。ウクライナ危機も響いた。
プラス成長は維持したが、22年1~3月期(4・8%増)から大幅な減速。中国政府の通年目標「5・5%前後」の達成は困難な状況となった。
サプライチェーン(供給網)の混乱は日本への部品供給にも影響している。習近平指導部にとっては、景気立て直しが急務だ。