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2022.07.15 08:38

高知県知事「合区県民 傷ついている」 参院選の低投票率に懸念

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 高知県の浜田省司知事は14日の記者会見で、10日投開票された参院選徳島・高知選挙区が50%割れの低投票率だったことについて「合区の弊害が大きい」と指摘。「47都道府県のうち(合区対象の)4県だけが1人前でないような扱いを受け、県民の気持ちが深く傷ついていると感じた。そうした感情が低投票率に表れている」と述べた。

 3度目の合区選挙となった今回の投票率は46・53%(高知47・36%、徳島45・72%)。浜田知事はなし崩し的な合区の拡大や固定化に強い懸念を示し、「国会では具体的な解消策まで議論が煮詰まっていない。さらに粘り強く、解消を求める声を大きくする努力が必要だ」と述べた。

 また、人口比例の原則を推し進めれば、地方の国会議員がさらに減少するとして「合区は4県だけの問題ではない。二院制を取る以上、参院は地方の府として『1県1代表』という形が求められるのではないか」との認識を示した。

 元高知県議の自民党新人、梶原大介氏が当選した比例代表の「特定枠」については「(名前や政策を訴えられず)筋が通りにくい側面があるとは感じるが、県代表を出すための『次善の策』だ」とした。(大山泰志)

高知のニュース 政治・選挙 2022参院選 高知/徳島

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