2022.07.13 10:38
米成長予測、2・3%に再度下げ IMF「不況回避は困難」
IMFのロゴ=2018年(ロイター=共同)
【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は12日、米経済に関する年次審査報告書を公表した。2022年の実質国内総生産(GDP)成長率の予測を2・3%とし、審査直後の6月下旬に示した予測からさらに0・6ポイント下方修正した。物価高の深刻化により「不況を回避することがますます困難になっている」とも指摘した。
4月時点では22年の成長率を3・7%としており、短期間で見通しが急速に悪化した。23年の予測も6月時点の1・7%から1・0%へと大幅に引き下げた。
現在は3・6%まで改善している失業率は、23年に4・6%、24年には5・2%に上昇すると見込んだ。