2022.07.12 21:25
ユーロとドル、ほぼ等価に 20年ぶり、欧州景気に懸念
ユーロ紙幣(ロイター=共同)
【ニューヨーク共同】12日の外国為替市場でユーロが対ドルで下落し、ロイター通信によると、一時1ユーロ=1・0001ドルを付けた。2002年12月以来、約20年ぶりのユーロ安ドル高水準で、ユーロとドルがほぼ等価になった。エネルギー不足が欧州の景気後退を招くとの懸念から、ドル買いユーロ売りが進んだ。
ロシアからドイツに天然ガスを送るパイプライン「ノルドストリーム」からのガス供給が保守作業のため停止されたと報じられ、作業後も供給が滞るとの警戒感が強まっていた。
一方、米国では連邦準備制度理事会が大幅な利上げを続ける見込みでドルが買われやすい地合いとなっている。