2022.07.11 21:06
能登半島の地震、原因特定できず 政府調査委「当分続き注意必要」
政府の地震調査委員会(委員長・平田直東京大名誉教授)は11日、6月19日に石川県能登半島でマグニチュード(M)5・4を観測するなど相次いだ地震について、地下にある水などの流体が関係している可能性はあるが、どのように起きたのかは特定できないとする委員長見解を公表した。同日の会合後に記者会見した平田氏は「地震活動は当分続くので今後も強い揺れに注意が必要だ」と呼びかけた。
調査委によると、一連の活動で震源が次第に浅くなっており、流体の移動に関係している可能性があるが、流体の圧力で地殻がずれたのか、地下の断層の隙間に入ってずれやすくしたのかは分からなかった。