2022.07.08 05:18
中国10億人情報、販売を打診 闇サイト、専門家が分析
会員制闇サイトに投稿された、ハッカーが中国の個人情報約10億人分の販売を持ちかけている画面(画像の一部を加工しています、吉川孝志さん提供)
中国の警察当局から約10億人分の個人情報が流出した疑いが浮上している。ハッカーが会員制の闇サイトで販売を持ちかけているほか、新たに約9千万人分の個人情報が販売されていることも8日、判明。流出の真偽は不明だが、本物なら計約11億人分と史上最大の情報漏えいとなり、中国の人口の8割近くに被害が及ぶことになる。
サイバーセキュリティー専門家の吉川孝志さんの調査によると、個人情報は氏名や携帯電話番号、住所、生年月日、出生地、身分証情報など。ハッカーは数十億件の犯罪情報も含んでいると主張。ハッカーが情報交換する会員制の闇サイトは「ハッカーフォーラム」と呼ばれる。