2022.07.07 14:18
21年保育事故2347件で最多 バス置き去り含め死亡5件
内閣府は7日、2021年に全国の保育所や幼稚園、認定こども園で子どもがけがなどをする事故が2347件あったと発表した。前年比332件増え、現在の集計方法となった15年以降で最多。このうち子どもが死亡したケースは5件で、睡眠中や、送迎バス内の置き去りによって起きた。
事故増の背景には、保育現場の慢性的な人手不足があるとみられる。事故が起きた場合に、施設から自治体への報告を義務付けた制度が設けられており、内閣府の担当者は「報告制度が施設側に浸透してきた」とも指摘。「再発防止の取り組みを続けたい」と話した。
死亡事故5件は20年と変わらなかった。