2022.06.29 08:40
清岡「自分が強い自信持つ」 レスリング五輪代表争い 高知南高出身、日体大で鍛錬
日体大で「相手との駆け引きやディフェンスも成長できた」と話す清岡幸大郎(東高レスリング場)
―大学生活も3年目になったが、練習はどう?
「日体大はすごくレベルが高くて、大学内でライバル関係ができる。普段からバチバチで、試合のような緊張感があるので、練習の密度は濃い」
―先日の全日本選抜では3位だった。
「(五輪階級の)65キロ級に上げて初めての全国大会で、どれくらいできるかなっていうのがあった。(優勝した)山口選手(日体大助手)に準決勝で負けてトップとの実力差は感じつつも、敗者復活戦や3位決定戦でしっかり勝てたので、力はついているなと感じた」
―今の一番の武器は?
「攻め続けることですかね。タックルに入るだけじゃなくて、常にプレッシャーをかけたり崩したり、自分からのアクションで相手をコントロールして、レスリングを展開できることが強み」
―年末の全日本選手権からパリ五輪の代表選考が本格化する。
「(代表を争うライバルは)全然勝てない相手じゃない。あとは自分のアタックをどれだけ得点につなげられるか。次は負けちゃいけない戦い。選手権と(来年の)明治杯で優勝して(五輪代表を懸けた世界選手権の出場を)決めるくらいの意識でいる。練習でしっかり勝てるようになって、自分の方が強いと自信を持って12月のマットに上がりたい」
―南高の同級生、桜井つぐみ選手(育英大)は今年も世界選手権の日本代表に選ばれた。
「刺激にはなるけど、考え過ぎないようにしてますね。考えると焦っちゃったりするので。五輪が最終的な目標なので、そこで勝てるように自分のペースでやりたい」(聞き手=仙頭達也)