2022.06.22 17:05
エネ投資、22年は8%増に IEA予測、石炭向け拡大
【ロンドン共同】国際エネルギー機関(IEA)は22日、2022年の世界のエネルギー関連投資額が前年より約8%増え、2兆4千億ドル(約330兆円)規模になるとの予測を公表した。ロシアのウクライナ侵攻を受けて石油や天然ガスの価格が高騰する中、エネルギー安全保障の観点も踏まえて石炭供給への投資が増えると見込んだ。
総投資額は新型コロナ流行の影響を大きく受けた20年に約1兆9300億ドルへ落ち込んだが、約2兆2千億ドルだった21年に続いて2年連続でコロナ禍前の19年水準(約2兆1450億ドル)を上回る見通し。再生可能エネや原子力への投資も引き続き増えるとした。