2022.06.21 16:13
22年度の採用予定、4年ぶり増 関西企業、売り手市場鮮明
3月1日、合同会社説明会に集まった就職活動の学生ら=大阪市住之江区のインテックス大阪
帝国データバンク大阪支社が関西企業を対象に実施した雇用動向調査によると、2022年度中に正社員の「採用予定がある」と回答した企業は前年度比6・9ポイント増の60・9%となり、4年ぶりに増加した。23年卒業予定の大学生らの就職活動が本格化する中、学生優位の売り手市場の傾向が鮮明になっている。
採用人数を増やすと回答した企業は6・8ポイント増の25・3%で、新型コロナ流行前の19年度の水準に戻った。採用人数を減らしたり、見送ったりする企業の割合はいずれも低下した。帝国データバンク大阪支社は「経済活動の再開に伴って雇用拡大の動きが見え始める」と分析した。