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2022.06.21 14:29

スタッフ達にパンチして回った 映画「こちらあみ子」の大沢一菜

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 プレゼントを喜ぶ大沢一菜=東京都新宿区

 芥川賞作家今村夏子のデビュー作を映画化した「こちらあみ子」(7月8日公開)の完成披露上映会が東京都内で開かれ、子役の大沢一菜(かな)、俳優の井浦新と尾野真千子、森井勇佑監督が舞台あいさつした。


 広島に暮らす小学5年生のあみ子(大沢)が主人公。少し風変わりだがあまりに純粋なあみ子の行動が、家族や同級生など周囲の人たちをいや応なく変えていく過程を描く。


 オーディションで選ばれた大沢は、あみ子そのままの性格で撮影現場をにぎわせたという。森井監督が「一菜がスタッフみんなのおなかにパンチして回った」と明かすと、大沢は「みんな眠そうな顔で、やる気ないのかなと思って」と屈託なく話した。


 母親役の尾野は、撮影中に公園で大沢と遊んだエピソードを披露した。「四つ葉のクローバーを持ってくるようなかわいい感じで、何かを手渡されたの。手を開けたらダンゴムシが3、4匹いて『ヒエー』って。久々にダンゴムシに触りましたよ」と振り返った。


 大沢は6月に11歳の誕生日を迎えた。一番仲が良かったという音声スタッフから花束とスイカが贈られると、はじけるような笑顔を見せた。スタッフとの思い出を問われると「毎朝マイクを着けに来るから、ずっと逃げてました。4人がかりで固定されました」と笑わせた。

(c)KYODONEWS

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